ファインダーを外して清掃
こちらを参考にファインダー部分を取り外します。張り板は簡単に剥がれました。もうところどころ接着剤は劣化してて簡単に剥がれます。
ファインダーを清掃。清掃が終わったら両面テープで貼り付けました。どこに汚れがあるのか分かりませんが二重像部分の汚れが残ってしまいました。
ゼンマイ部分の分解に苦戦する
ネットで調べると、ゼンマイ部分のカバーを外すとネジが出てくるようですが、無水エタノール等染み込ませてみても簡単にははずれなさそうです。
動かないかも知れないので無理矢理ベリッと剥がしました・・・。カバーのパネルが若干・・・いえ、かなり変形しちゃいました(汗
ゼンマイ部分の巻き上げダイヤルを外そうとしますが、3つあるうち接着剤が付いて居入るネジが1つあり、ネジ山を完全になめてしまいました。古いカメラは基本的にマイナスネジで柔らかいので少しでもなめるともうアウト。100円ショップで購入したミニドリルでホジホジしました(汗
お掃除完了してから組立て動作確認
シャッターチャージもできて、シャッターも切れました。蛍光灯とかに向けてみると赤い表示から黄色い表示に変わるので生きているみたいです。オートでシャッターを切ると絞りが効いているようなのでセレンは大丈夫です。
次はフィルムを入れて試写。
フィルムを入れて試写したらトラブル発生!
フィルムを入れて巻き上げて、ゼンマイ巻いてシャッターチャージ。いよいよ試写です。ピントリングとかはないのでピント調節は一切していません。(これが後で悲劇をw)
1枚目、カシャン。しーん。えっ!?フィルムが巻き上がらない?ネットで調べるとフィルムが巻かれてスプロケットが回るとシャッターチャージ可能となるようなので、シャッター後の動きに問題があるようです。
原因が分かりました!
ゼンマイ部分をまた分解しなければなりませんでしたが、原因が分かりました。
分かりづらい画像ですが、スプロケットが回ると①番の二股の棒が左の矢印の方向に動きます。すると②番の金具が右の矢印の方向にカチャッと動きAの手裏剣のような歯車をロックします。このAの歯車がゼンマイと連動しておりロックされた状態でダイヤルを回すとシャッターチャージが開始されます。シャッターチャージがされると③番の金具が右の矢印の方に動いてシャッターボタンをロックしている金具を動かしてシャッターが押せるようになります。
シャッターボタンを押すと2枚目の撮影に行かない原因は、①番の金具が変形していたのか内部で曲がっているのかは分かりませんが、赤丸の部分のように②番の金具がAの歯車から完全に離れるようになっていませんでした。この部分が離れるように①番の二股部分を少し広げてあげることで問題は解決しました。
こうやって仕組みを理解すると修理も楽しいですね。それにしても良く考えついたなぁと感心してしまします。
試し撮りしたらボケボケだった
しかも、なんだかこすれてます。。。
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