カメラのスランプかもと気づいたのは最近
今年に入ってもう10月なので8か月くらいは一眼レフカメラで写真を撮ってもつまらない写真ばかりで、なんだか写真撮影が楽しめない。これはスランプかもしれないと思い始めたのはつい最近。
スランプの原因は何かと振り返ってみると、今年はいろいろイベントもあって、プライベートや仕事も忙しかったこともありますが、物欲は収まらずにオールドレンズも欲しい、明るいズームレンズも欲しいとそれらを購入して写真を撮っても満たされない日々を送っていました。過去形です。
最初のうちはこれがスランプとは気がつかずに、いろんなカメラ関係の本を読み漁ってヒントを探してみたり、いろんな写真をネット見たりしてこんな写真を撮ってみたい!とやる気を出して撮影に行ってみましたが、撮った写真を見てもなんだこれは?という感じでやっぱりガッカリしちゃって現像する気にもならないという悪循環・・・こんな感じのことを繰り返しているうちにあれ?スランプってやつかな?と思い始めたのがつい最近のことです。
今振り返って考えてみると、カメラ始めたころのような楽しみというか喜びというかそういうのが感じられなくなっていたような気がします。季節の花を取りにいろんなところに出かけたりしていましたが、スランプに陥っているときはどうせ同じような写真しか取れないだろうとかそんなことばかり。
以前はとにかくそこに行けば何かとれるだろうみたいな感じでカメラを持って出かけていましたが、カメラをやめちゃおうかと思うくらい何をどう取りたいのか?というのもわからなくなってもう訳がわからない状態になっていましたね。
この数か月間の画像データを見ると枚数も少ないです。記録写真みたいなものばかりで、その写真を撮っているときの楽しさみたいなものが伝わってこないというより思い出せないような写真ばかりでした。
スランプ脱出方法を考えてみた
スランプ期間中に何をやったかやろうとしたかと思いついたこと、実際にやってみたことをあげてみます。これからの内容は、またスランプ期に入ったときに読み返すためのメモ的な内容なので読みにくいかもしれません。
やったこと
- 他の人の写真を見る
- 新しいカメラ・レンズを買う
- いろいろな制限をかけてみる
- 昔取った写真を見返してみる
- カメラから離れて初心に戻る
- 自分にとって写真を撮ることは?を考える
やらなかったこと
- カメラ仲間とどこかへ撮影旅行する
- 写真教室などに参加する
1.他の人の写真を見る
こんな写真撮ってみたい!撮影場所に行けば撮れるかも!と意欲は湧きましたが、もうすでに撮影に行ったところにはいかず新しい撮影スポットへ行かなければということを考えたり、新しいカメラ、レンズが欲しいとか、さらには作品例が頭にあるのでその時期、そのタイミングで撮りたいと思い込んでしまっていましたね。
ただ撮影スポットに行って作品例を真似ることもいい勉強になりますが、今回はそれではないような気がしてました。
2. 新しいカメラ・レンズを買う
カメラを買ったり、レンズを買ったりして始めのうちはいろいろ撮ってはおお!こんな写りするんだ!みたいな感動はありますが、機材が変わっても撮った写真が以前となんら変わらないのでなんか感動がないというか、なーんだというガッカリ感の方が強いんですよね。
なんだかただ物欲を満たしたいためだけに買っていたのかもしれませんがマンネリ気味だったんでしょうね。今思うと。
3.いろいろな制限をかけてみる
単焦点レンズだけ持って出かけて写真を撮ってみるとか、広角レンズのみで足を使って!とかいろいろ試してみると良いかも?ということで30mmでのみとかタムキューのみとかで出かけました。これはこれでいろいろな発見ができましたが、結局、レンズが変わっただけで撮れる写真は同じでした。
4.昔取った写真を見返してみる
カメラを始めたころの写真を見てはうまく取れなかったけど楽しかったなぁとか昔の記憶や感情が蘇ってきてこれは良いかも!?と思いましたが、撮影時期が最近のものに近づいてくるにつれ、なんか上達してないなぁとかモヤモヤした感じになって落ち込んでいくような感じになって、さらに落ち込んじゃうみたいな・・・・。そうしてたどり着いたのが次です。
5.カメラ関連の雑誌や本を読む
とにかく何かヒントや糸口が見つかればといろんな写真関連の本を読んでみました。ただ、テクニック関係ではなく基本的なものやメンタル的な部分と言ったらいいのかわかりませんがそういった感じの本を読むようにしました。
その読んだ中で良かったのは以下の本です。
悩んでいた時期に図書館の写真関係のコーナーにあった本で、パラパラと目次を見たら、これは今の自分にちょうどいいかもという感じで借りた本です。技術的な本ではなくどうして写真を撮るのかという基本的な部分もメンタル的な部分もあって読んでよかった思える本でした。これはまた悩んだ時に読むために購入しました。また、読み終わってからこの表紙の写真を見るとまた違う印象を受けると思います。
こちらは被写体ごとにどう撮るかといったテクニック本の類ですがハッ!と気づかされたことがあったので読んでスランプ脱出のヒントが得られた本です。
撮影のポイントもわかりやすく、確かに明日撮りに行きたくなる内容です。著者の撮影スタイルが身近にあるものを主に被写体にしているようなことを書いていたので、そうだ!身近にあるありふりれた光景を自分らしく撮りたいというのを思い出させてくれた本です。
これもテクニック本ですが基礎的な部分に写真の三要素がとても参考になりました。また、項目別にわかりやすい内容ですのでたまに読み返したりするためにおいておきたい本です。
6.自分にとって写真を撮ることは?を考える
試行錯誤の末にたどり着いたのが写真を撮るということが自分にとって何なのか、なんでカメラを始めたのか、カメラを始めて何が良かったのか考えてみることにしました。
きっかけは子供の成長を写真に収めたい、記録として残してあげたいということから始めたのでそれが最大の目的。その中で趣味として生かしていければという感じ。ダカフェ日記が目標かな。
カメラ始めてよかったことは、身近にあるもので季節の移り変わりやいろんな花や景色に気づくようになったこと。あと何回この景色が撮れるかな?とかこの季節はあと何回撮れるかな?とか一日一日が大切に思えるようになったこと。週末の天気や天気図を気にするようになったことw
まとめ
今までは漠然とこれは奇麗な景色だからそのまま奇麗に撮っただけとか、この感動的な瞬間をなんとなく写真を撮っただけでレタッチして撮影時のイメージに近づけていただけでした。特に、撮影意図などが全くなかった状態です。フレーミングや構図を気にしたりしても伝えたいことが決まっていなければ、写真は単なる記録写真ですよね。
読んだ本の中でも出た写真の三要素の説明が一番自分の中では理解が深まりました。どんな風に撮りたいかが主題、画面の中でメインになる被写体が主被写体、最後に画面構成やボケやレンズなどといった表現方法、この3つが写真を構成する三要素という説明でした。
わかっている人には何を今更と思うでしょうが、今まで取っていた写真には主題が無かったのかということにようやく気が付いたのかもしれません。
これまでの写真は、撮りたいと思ったらその被写体をどう切り取るかだけで、どんな風に撮りたいとか無かったのかも。その主題が無いので表現方法も決まらずに被写体だけを撮っただけという写真になっていたので、なんだか物足りない写真になってしまっていたのだと思います。特に最近の写真は。構図とかテクニックばかりを頭に入れて撮影していた結果でしょうね。だから、写真を始めたころの写真の方が下手でもなにか伝わってくるものがあったんだと思います。
これで少しは良い写真が撮れるようになるかな?
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